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記事構成
あらすじ
ついにペルセウス号が出港し一行は、千空が宝が眠るというソユーズのある島を目指す。
ーー3700年前ーー
人類石化から数年後、百夜達は島にて貴重な鉱石を宝箱に入れ情報を百物語に乗せて未来へ伝達した。
ーー石神村にて百物語をルリから聞く千空ーー
千空はルリに百物語のすべてを聞かせるよう促すが、かなりの量である為鉱石関係の話を優先して聞く。
村人の名前から鉱石の話があると踏んでいたのである。
ルリが鉱石関係の百物語を語ると、話の最後には「宝箱に眠る」という文言が存在していた。
ーー現在ーー
船上にて千空は白金があれば触媒にする事で硝酸を大量に作ることが出来ると話す。
復活の順序で人的争いが起きない為にも、大量の復活液を用いて復活の人数制限をなくす必要があったのである。
そして耐久性から宝箱を宇宙船ソユーズ自体と推測し、それを目指していたのであった
その話を聞きパワーチームの一人として船に乗っていた、名前の無い頭に大きな傷のある村人が千空達に話を始める。
実は自らの名前はソユーズと言い、出自がソユーズの眠る島であることを。
これにより千空達はソユーズの島の場所、そして宝島が今無人島ではないことを知る。
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ちょっとした分析&考察
乗っていたコクヨウ
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まさかのコクヨウも乗船しておりました!前回記事に主要乗組員として記載していなかったのですが訂正いたしました。
石神村はコクヨウが守ると勝手に思っていたのですがジャスパーに託された感じですかね?
ただ他の人間に襲われる事はないと思いますし、農耕も出来るようになったので一応平和に暮らせるのではと思いますね。
ついに明かされた名無しキャラ
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17話にて登場した村人のリスト、その中で唯一名前の書かれていなかったキャラクターがおりました。
私は過去に犯罪をおかして、追放されたという話と見た目で勝手にこのキャラクターがあとで絡んでひと悶着あると思っていたのですが、どうやらナチュラルに村人として生活していたキャラクターだったようです。
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コハクも存在を認知しておりました。
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そしてこの人物、今回の話でその本当の名をかたります。
「ソユーズ」!!!
しかも出自はソユーズの存在する島というではありませんか!
犯罪者なんて想像してしまい申し訳ないです!超重要人物でした!!
ここから今回判明した最大の事実、ソユーズのある宝島が無人島ではないと明かされました。
でもよくよく考えてみると石神村の先祖はどこかでソユーズ島から日本の本土の方へと移りわたってきた分けですから、元の島に人が残っていても不思議ではありません。
一応石化がとけた現代人という可能性もありますが、千空達と同じような時代に丁度起きるというのは、石化解除の条件からも低いと思うのでここでは残留組と本土移住組に分かれた線で考えてみます。
本土に来る人と島に残る人が分かれたと考えるとその理由が気になりますね。
考えられるのは
・内部分裂して争いの末の分断
・病気や生物などの環境的要因故の分断
・冒険家集団が本土にすみついた
とかでしょうかね?石神村にはその事を知っている人が今のところでてきていないとなると、当時の分かれた原因は現在ではあまり意識されない可能性もあります。
ただ歴史の確執というのは深いもので、もし分かれた原因が争いである場合は島の人達が石神村へ敵対的な感情を持っている可能性も少しはあるかと思います。
現在のソユーズ島は安全なのか?
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現在のソユーズ島の状態はどういう状態なのでしょうか?
ここで気になるのはソユーズが幼い頃一人で流れ着いたという事実。
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偶然海へ漂流したら偶然石神村付近に流れ着いたというのは少し不可思議です。
となると昔本土の方へ渡った人がいると知っているソユーズ島の人物が、潮の流れを理解しソユーズを一か八かで流した可能性もある気がします。
というのもソユーズと言えばこの背中にしょっているカメの甲羅みたいなやつ。
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最初の紹介からいつでもしょっています。
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予想ですが、この背中のマークはソユーズのロケットを表していて、ソユーズ島からソユーズを流す時の船変わりとして使われたものかもしれません。
つまり、ソユーズ島は近年、幼子を一か八かで海へ流すくらいの何かしらの異常事態がおきている可能性が高いと考えます。
展開的に新天地に到着して医療をすることになるとルリと被るので、私は争い系かなーと予想します。
無人島だと思っていた島に人がいて、サバイバルしながら敵対⇒和解の展開が見てみたいという欲もありますがw(海外ドラマみたいw)
科学、小ネタ等
白金触媒による硝酸生成
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ついにプラチナまで出てきましたねー。
そういえば金狼と銀狼のお母さんがプラチナという名前でしたねw
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さて白金触媒の硝酸生成といえばオストワルト法でしょう。硝酸生成でいつかくると思っていためっちゃ有名なの遂にきましたね!
アンモニアと空気で硝酸作れてしまうという採算の取れる工業的な生産方法です。
工程としては
・空気中の酸素とアンモニアを反応させて一酸化窒素を生成(アンモニアを酸化)
4NH3 + 5O2 → 4NO + 6H2O
※プラチナ触媒使用!
・一酸化窒素を再び酸素と反応させて二酸化窒素に(一酸化窒素を酸化)
2NO + O2 → 2NO2
・二酸化窒素を水と反応させて硝酸に!
3NO2 + H2O → 2HNO3 + NO
ここで発生するNOは上述の反応に再利用されるので無駄がない!!
まとめると
NH3 + 2O2 → HNO3 + H2O
ですね。
今回千空達が白金を求めているのは、この反応達の一番最初
4NH3 + 5O2 → 4NO + 6H2O
この反応がプラチナ触媒下にておこるためですね。
ちなみに硝酸と言えば強酸、かなり強い酸なので金属を溶かしてしまいますが、金と白金は王水(濃硝酸と濃塩酸を1:3で混ぜた水)にしか解けません。
つまり白金は触媒として劣化しないのですごい便利なのですね。嗜好品としての価値も高く工業的にも価値が高いとかどれだけ才能マンなんでしょうw
触媒作用
触媒触媒って聞くけど、あれって結局どう反応に関わっているの?と疑問を持つ人も多いかと思います。
反応が始まるのに必要なエネルギー量である活性化エネルギー。とある物質の下で反応を起こすとこれを下げる事が出来る、その物質が触媒である。とかなんとか聞きますが具体的に何が起こってるか教科書でも全然説明されません。
それもそのはず、じつは複雑な反応すぎて未だにしっかり分かっていないのです。色んな賢い人達が研究している最中です。
金属触媒であればその電子機構が反応に影響を与えるため、触媒表面の反応が強くなるとか色々ありますが、全体としてはよくわからないというのが定説っぽいです。(それと一口に触媒といっても色んなものがあり反応機構も様々なことも説明がしづらい原因となっている気がしますね)
私は触媒について詳しくないですが、触媒学会さんのページを辿ると色々な研究の内容を見ることができました。
いやはや難しいです。
感想
ついに名無し男の名前が解明されましたね!!!素性が完全にわれたわけではありませんが、さすが稲垣先生上手く使われます!!!
そして何よりソユーズ島に人がいるという事実!なんか海外ドラマのようでワクワクします。
どんな人達がどんな考えのもと、どんな文明で暮らしているのでしょうか?争いになるのでしょうか?
こんなん楽しみになるに決まっとりますなー!!!
ソユーズの頭の傷も物語に関わってくるのでしょうかね?なにより島の位置が判明してよかった。ソユーズがいなかったら百物語などを参考にして目指したのでしょうか?
相変わらず引きが上手な作品!!
次回も期待!
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あの名無しのキャラ、コミックスでも名前が入ってなかったから、やはり伏線だったんですね!
百物語の全貌、千空はルリからもっと早く聞いてもいいはずでしたが、何しろ今まで忙しかったですからね。鉱石以外にもまだ重要な話があるんだと思います。
ダンパー数なんてのを考えて硝酸づくりをしなかったとか、ほんとバックグラウンドもよく作り込まれてます!
今回は船内紹介とか隠れてたスイカ登場とか箸休め的な話かと思ったら、まーた急展開!もうちょっとゆっくり話を進めてもいいと思うんだけど、それがドクスト!
ソユーズ島と本土と石神村とで人員を分けた理由は、私が察する人類全滅を避けるためだと思います。
つまりリスクヘッジですね。
前回の千空達の探索チームとルリ達の人類復興チームに分けたのと同様に
一度の日本に渡る冒険で千空に届けるバトンが途切れるのを防いだ結果だと思います。
また、ソユーズさんですが島から幼い子を海に流すのはあまりにもリスキーです。
思うに石神村を目指して数人乗りの船で出航したが、あいにく難破してしまい
子供であるソユーズだけでも助けようと木の盾をボート代わりにして
天に託したのでは無いでしょうか
そう考えるとソユーズ島にもルリと同じように百物語を伝えてきた巫女がいて
どっちらに千空が辿り着いても百物語を伝えられるように備えたのではないでしょうか
金狼、銀狼母はプラチナじゃなくてシロガネでは?
宝島島民が追い出され組子孫の可能性もあるよね
金狼兄弟が門番してたのも追い出された者を警戒しての事だということだし
ゲンの言う150人集団がでまとまらなくなるってのも
反巫女側集団として子孫がいておかしくないレベルで村の分裂があった
可能性を示唆してるんだろうし。
マグマですら村から追い出されてないだけに
宝島集団が下手すると戦闘民族化してる可能性も。
ゲンの交渉能力が生かされるか戦闘要員として槍体操コンビが投入されるか
はてさて