
あらすじ
自分達以外の何者かがあげた狼煙にたいしてこちらも、狼煙をあげて合図を送る三人
千空
“人類全員石化したはずの地球に 俺らのほかに誰かがいる!”
“狼煙をあげて合図を送れ・・・・!!”
「火薬が尽きちまう燃えるもんじゃんじゃんブチ込め!」
大樹
「待ってろ木を集めてくるぞ――!!」
千空
“諸刃の狼煙だ 周り中に居場所を知らせることになる”
“もし火薬作る計画が司にバレてたら――”
司サイド

司
“千空はかやくをつくろうとしている!”
“貝殻が俺に教えてくれた”
千空が貝殻の使い道を4つあると言っていたが、を3つと言いなおしていた事を思いだす
“あの時千空は俺の武力を警戒して隠した つまり――”
“貝殻の重要な使い道その4は 科学の武器だ!”
“予測はつくたとえば火薬原料となる硝酸カリの量産―――”
「そうだ千空はあのときからもう 火薬で俺と戦う未来を見据えていた・・・・!!」
木を集めている杠を見つけ後ろから襲い掛かる司

杠を人質にしながら、狼煙を上げ続ける千空の下へ
千空
「科学の武器が登場したらさいきょうのぼくがさいきょうじゃなくなっちゃう!」
「そう駄々こねてるようにしか見えねえなあ 司」
司
「うん そうとらえてもらっても構わないよ」
「もし科学の武器を作り旧世代を甦らせれば、既得権益を求めて争いだし」
「たちまち汚れた世界へと逆戻りだ」
「それを食い止める為なら俺が力で統べる事も厭わない」
千空
「んで科学マンの千空はブチ殺すっきゃねー!と」
「クククお優しすぎる死刑判決に全米が泣くわ」
司
「うん でもその前に 石化復活液のレシピを教えてくれないか?」
千空
「・・・悪いが俺はテメーほどお優しかねえ」
「合理的にしか考えられねえタチでな」
「その女一人どうしようが1mmも興味ねえよ メスならほかにいくらでも――」
突きつけた刃物で杠の髪をばっさり切り取る司

司
「駆け引きは無駄だよ千空 うんだって君は」
「杠を埋めなかった」
「最善手は杠を石のままどこか遠くへ埋めてしまう事だった」
「それなら人質にされようがない」
「俺でも思いつくことを君の頭脳が思いつかないはずがない」
「だが君はしなかった 大樹のためか杠のためか いやおそらく二人とも―」
「君は自分を合理的というが大切な友人がいる」
「俺には取り巻きは山ほどいるが大切な人間などいない」
「だから千空 おれの勝ちだ」
杠
「――あはは 助かっちゃったかも」
「この世界だと髪洗うのとか大変だし 短くなって」
自ら刃物を首に近づける杠

杠
「言っちゃダメだよ千空くん」
「復活液のレシピ聞きださないうちは」
「司くんは千空くんのこと殺せないんだから」
「私は全然大丈夫 でも千空くんだけは」
「みんなの未来のために 絶対死んじゃダメだから・・・!」
千空
「復活液は 硝酸とアルコールの混合液だ」
「洞穴の奇跡の水をろ過した後 限界値96%目指して蒸留しまくったアルコールと混ぜる」
「奇跡の水30対アルコール70」
「数%ズレただけで反応しねえから 石化したツバメの羽根でつつきながら微調整する」
司
「ありがとう千空」
杠を放す司
司
「これで君を生かしておく理由がなくなってしまった――」
一人燃やす為の木を集め続けている大樹
大樹
「うむ!これだけあれば――」
狼煙が三本もあがっていることに気づく
「うおおおお 狼煙が3本!!」
「さっきの火薬3連発に!返答してきたんだ―!」
「もう間違いない 人間がいるぞ!!」
「千空ー!杠ー!」
遠くで狼煙を上げていたものも、今上がっている狼煙を見ていた
狼煙を上げている謎の人物のシルエットが映る

狼煙を上げている者
「3・・・」
場面はもどり司と千空と杠
司
「・・・君を生かしておけばうん 必ず文明を発展させてしまう」
「それをしないと約束してくれないか」
千空
「ククク何を言ってやがるそんな約束なんざ適当に・・・」
司
「いや君は嘘をつかない 科学にだけは」
「今ここで永遠に誓ってくれないか」
「人類の科学文明をここで止めると」
「そうすれば俺は――千空きみをころさなくてすむんだ」
杠
「大樹くん・・・!!」
大樹
「かすかに聞こえた今の声は・・・」
大樹は持っている薪を捨て、猛ダッシュで声の方向へ走り出す
ちょっとした分析&考察
炭酸カルシウムの4つ目の使い道

あってましたね!ちょっと複雑ですが、今回火薬を少し作っておくためには、洞穴でとれた硝石を用いて、量産するときにはきっと炭酸カルシウムを使うという事でしょう・・・
ちょっと怪しいですがそうでしょう!予想的中!ということでw
司の知識も侮れないです。
司の思想

どうやら司は、自分が統治者になって導く事も厭わないようですね。
つまり大人の石像を壊すだけでなく、復活したもの達を支配しようとしているのでしょうか。
埋めることは本当に最善手か

杠を埋めてしまった場合、司に復活液を独占された時に杠は復活できなくなってしまう気もします。それを考えると埋めるよりは復活させた方がよいと思いますが、私がなにか考えられてないのでしょう(>_<)
あそこですぐに杠を復活させるという事は、対司に対して合理的ではない選択である為、千空は杠を大事に思っており守るべきものとして扱うだろうという司の考えが重要ですから大丈夫です!
司の大切な人

妹の事は思っていると思いますがすでに死別していますので、本当に誰もいないのでしょう。孤高の戦士だったんですね。
三本の狼煙
大樹が「さっきの火薬3連発に返答してきた」と言っていますが、偶然の爆破以降に狼煙を上げる為火薬を三回爆破させたのでしょうか?こちらは私の理解不足で分からなかったですが、確実に知能を持った何者かがいますね!
謎のシルエット
シルエットだけ出てきていますが、はたして人間でしょうか?エルフ族みたいな出で立ちにも見えますが。靴を見るとハイヒールのようにも見えます。あぁ気になる!
私は石化ビームを食らわなかった人が進化した人型の違う種族だと希望します!
科学、小ネタ等
髪の毛燃えてませんか

シリアスなシーンではありますが、もともと色のついている千空のかみのけの先端ですが、このシーンだけ千空の髪の毛が焦げているようにみえてしまいました、すみませんw
感想
いや、大樹はやくきてくれー!!!!これにつきますね、状況は千空の分が悪すぎます、人質も取られ、フィジカル的には圧倒的な差があるでしょう。火薬を使うとしても杠にも食らわせてしまいそうですし、火薬からもう何かを作っているようには思えません。
早くも直接対決来ましたね!!!
千空の答えも楽しみです!