【第86話】あらすじ&考察【ネタバレ注意】

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あらすじ

静岡にある石油を求めクロムコハク羽京三名のチームが出発する。

 

また、船長報酬として、発見した油田の権利は龍水の物とし、石油は龍水から発行される通貨を通じて買う事が条件となった。

千空達が油田を見つける信頼から龍水が発行するお金ドラゴは効果を発揮し早速立派な家に住み始める龍水。

石油を手に入れる為に村人も綿あめやラーメンを作り価値を創出し、お金を蓄え始める。


クロム達は石神村の西側へと進んでいたが静岡手前に大瀑布を見る。3700年のあいだに富士山が何度か噴火したことで地形が大きく変わっていたのだ。

このままでは探索はままならない為、地図が必要となる。


千空ゲンは気球で上から大地を見る事で地図を作ろうとし、その為に通貨の信頼を巧みな印象操作で変化させ村人中に麻を集めさせる事に成功した。

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ちょっとした分析&考察

すさまじき龍水の手腕

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龍水は蘇ってまだ間もないですが、早くも分かり易い格差を作り出し上流階級に自分がなってしまいました。

航海術だけでなく経営のような管理側全般特異な可能性がありますね。

めちゃくちゃカッコイイ。本当司がこの場にいなくてよかったw

今回龍水がやったこととしては
・未来の船長報酬として採掘される予定の油田の権利を得る
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・通貨ドラゴを発行する
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・石神村に通貨の概念を浸透させる

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・村人に生活必需品以外の価値を能動的に創出させる

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・その制度の中でカースト上位に君臨する
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1話でやってしまうとは本当にえげつない手腕をもっているようです龍水は・・・

前回ゲンが村人にコンペで船を選ばせることで全員の納得感を出すという心理テクニックを使っていましたが、龍水の通貨の制度の中で自分を上位にもっていくやり方はさらに天才的ですね。

しかもその価値の出所が、「未来の航海時において船長を行う」というまだやっていない事なところもやばいです。その未来の事柄の報酬である、これまた「未だに採掘されていない油田の権利」を担保に通貨を村に流通させるなんて奇跡です。

龍水本当にえげつないです。私も前回ものすごく惹かれるキャラだと思っていましたが人心掌握も神がかっているのかもしれません。

出生からも帝王学的な教育は一通り受けている人間のようにも見えますね。

村にとっては今回のしくみづくりは革命的だったと思います。石化復活組はもともとの制度を知っていたから浸透しやすかったとも考えられますがね。

いずれにせよ龍水が敵にならない事を祈りましょうwおそらくなんらかの理由で対立している時に政治的な動きをされたら、千空とゲンの立場もあっというまに危うくなるのではないでしょうか?

 

麻の集めさせ方

「Dr.STONE」第86話「MONEY」より

 

なぜ陽が麻を集めたかをちらっと解説しておきます、いつものように間違っていたらすみません。
おそらく流れはこんな感じになっていたと思います。

1、未来に取れるだろう石油の所有権を龍水が持っている
2、龍水は100単位集めると石油1mlと交換できる紙きれ(通貨)ドラゴを作り石油を手に入れるにはドラゴが必要な状態を作る
3、石油がほしい千空達は、綿あめ等の価値を龍水に提供しドラゴと交換してもらう
4、石油がいらない人達は、千空達がドラゴがとにかく欲しい状態である為ドラゴさえあれば千空達が生み出す価値をもらえる事と認知する
5、石油がいらない人達もドラゴが欲しくなり龍水に価値を提供しドラゴを交換してもらう
6、ドラゴが石神村のみんなに流通
7、龍水だけでなくみんなドラゴを持っている状態なので、価値を提供する相手は龍水に限らず誰でもよくなる。結果石油交換券は現在の通貨のようになる

こんな感じで現在の人間のお金欲しい!という感情と同じように陽はドラゴを集めまくったのですね。

ここまでで大事な事は
「龍水が100ドラゴと石油1mlを交換すると約束している事」
「千空達は石油が何が何でも欲しいという事」
「石油がいらない人達が、石油が何が何でも欲しい人がいるという事を知っている事」

です。どれが成り立たなくなってもドラゴが貨幣として流通していかなかったことでしょう。

金本位制みたいなものですね。

「Dr.STONE」第86話「MONEY」より

 

龍水はドラゴを貨幣として流通させるために、石油がいらない人達に「千空達は石油が何が何でも欲しい状態」で結果どういうことが起きるかをわざわざ直接話して認知させています。

やり手すぎます龍水。この認知がないと流通はかなり時間を要した気がしますね。しかも最初だけ価値なしでドラゴをみんなに渡しているようにも見えます。石油交換券の試食みたいなものでしょう。すごい。

そして本題の陽が麻を集めまくったところです。ここまでくれば簡単ですね。

一生懸命価値を創出、交換してドラゴを貯めこんだが石油はいらない人達にゲンが、そのドラゴが価値と交換してもらえなくなるかもっていう噂を信じ込ませます。

実際石油が取れなくなると「龍水が100ドラゴと石油1mlが交換すると約束している事」が破綻し、ドラゴと価値を交換していた主力である千空達はドラゴを集めなっていきます。すると徐々にドラゴの価値は下がり続けいずれ紙屑になってしまうのですね。

陽はその状態(お金が紙屑)になるのが嫌なので何とか石油が取れるようにしたいです。結果千空達に言われた通り働きまくる事になるのですね。怖い怖い。

お金の価値の安定はものすごく重要ですが、石油を担保とすることで安定させているのですね。いわば石油本位制。

日本は昔銀本位制、そして金本位制になりましたが現在は政府がお金の<総量≒価値>を管理する管理通貨制度になっています。懐かしい!そしてお金難しい!経済ふくざーつ!

 

科学、小ネタ等

相良油田

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相良油田の存在を知らなかったのですが千空のいっている通り加工工程をあまり経なくても使える軽質油と言われる良質な石油が取れるようです。

世界的に見ても本当に貴重なものだそう。

実際に相良油田から採掘したものをキッチンペーパーで濾過しただけでバイクを動かせる動画がありました。いやはやすごい・・・。

これはドクターストーンの世界でもものすごく助かりますね!

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現在は資料館や簡易実験施設としての役割を担っていて、周辺は公園となっておりアスレチックやバーべーキューが行えるとの事。

参考:牧之原市観光協会HP

正直こういう資料館好きにとっては果てしなく魅力的な場所に見えますね!!静岡によることがある際にはぜひ立ち寄ってみたい!

<画像>牧之原市観光協会HPより

 

石油の生産量と埋蔵量が多い国

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石油と言えばサウジアラビアと条件反射のように連想される気がしますが実はサウジアラビア、生産量も埋蔵量も世界一位なわけではないのです。

生産量で見ると
1位:アメリカ 約1310万(バレル/日)
2位:サウジアラビア 約1200万(バレル/日)
3位:ロシア 約1130万(バレル/日)

(2017年)

となっていて1位はアメリカなんですね。ちなみに石油の量でよく使われる1バレルは160リットル弱の事です。

埋蔵量で見ると
1位:ベネズエラ 約3000億バレル
2位:サウジアラビア 約2662億バレル
3位:ロシア 約1690億バレル

(2017年)

となっていてベネズエラが一位なのです。サウジはどちらも2位なので「石油と言えばサウジ」は間違ってはいないのですがちょっと意外です。

そういえば原油の価格上昇を目指す為に供給量を全体で1%程度引き下げる議決が正に先週きまったことでニュースになってましたよね。

石油は戦争と深くかかわっていたりもして本当石油パないです。

 

バレルという単位は複雑

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アメリカでは
石油用の1バレルは約159L
液体用の1バレルは約119L
乾物用の1バレルは約115L
イギリスでは
ビール用の1バレルは約163L

・・・

などなど用途によってしっちゃかめっちゃかしているようで。

なのでイギリスでもアメリカでも法律上の単位としてバレルは認められていないそうです。

実際にgoogleさんでも「石油用」バレルなんて接頭語がついています。

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ちなみにガロンもバレルと密接にかかわった単位ですがそちらもしっちゃかめっちゃかしています。

ここまでごちゃごちゃしてしまったのは導入の際の考え方の違いや使っていた容器の差があったようです。

 

あぁ・・・銀狼・・・ではなくナマリ・・・

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銀狼にみえていたのですが、以前村の絵描きとしてでてきたナマリでしたね!

コメントありがとうございます訂正しました!

「Dr.STONE」第84話「人=力」より

 

こう見るといつもかわいそうな役どころです・・・しかし健気なかわいさがあります!

 

感想

いやぁー気球や地形変動もすごく面白いですが、何より龍水に圧倒された回でした!

あれでイケメンとかもうカリスマ性ありすぎですよね!司が抜けた圧倒的カリスマ感をあっというまに埋めてしまいました。キャラ作りお見事すぎます先生!

しかし石油ほどの最強な資源の権利を一人の人間に与えられたらもう立ち回りを誤らなければ独裁できそう・・・

これは怖いですね。石油を超える効率的なエネルギー源が未だに無い事などを考えるとあの世界で油田の権利を渡してしまうのはさすがにとてつもない事な気がします。

強烈な資源は争いの種であることも考えると龍水が司のように急に敵にならない事を祈るばかりです!

また、ちょっと怖いもの見たさで司と龍水が健康な状態で出会ったらどういう話会いをしていたかすごく気になっちゃったりもしますねw

そして次回は気球作り開始でしょうか?現代でもそんなに頻繁に空に飛ぶことはないですが、ストーンワールドで空に飛ぶなんてさすが千空です。

クロム達のリアクションが気になりますねw

次回も期待期待です!

 

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3 Replies to “【第86話】あらすじ&考察【ネタバレ注意】”

  1. 千空が科学を持ち込んでリーダーシップをとるストーンワールドは、理想の共産社会だなと思ってたんですが、貨幣を避けて通らないのはさすが稲垣先生です。お金の本質まできちんと描いていて、少年漫画にしておくのはもったいないと思いました。
    龍水、ガチの既得権益者でしたね。今回は通貨を逆手にとってサラッとやり込めてましたが、人口が増えるにつれて千空が言う通り、人をまとめ上げるのにお金は必要。でもせっかくリセットされた世界に資本主義経済で貧富の差を生む元と同じ社会に戻すのか。司が復活後、龍水と対立したりして?
    少年漫画でそんなとこまで描くのかわかりませんけど、静岡の石油やら熱気球など新たな展開を見せつつ、そんな大きな展開まで考えさせちゃうドクストはホントおもろい!

  2. いつも お疲れ様です!

    揚げ足取りなようで、申し訳ないのですが、たぶん 銀狼ではなく、ナマリ…ナマリちゃん?(個人的には、女子だと思ってます)ではないかと…絵が得意で、マグマの船作画などにも 携わった…(一部wiki参照)

  3.  以外と龍水が人気だったんだね~                       正直言って自由なストーンワールドに通貨は出てきてほしくなかった。
    ナマリなんか好きだわ 

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