
あらすじ
杠の石化解除を成し遂げた二人
千空
「テメーら二人で今すぐ逃げるか」
「全員で戦って司の殺人を止めるか」
大樹
「即答だ―!!」
「一緒に戦うにきまってるだろ―!俺と杠を見損なうな千空」
千空
「別にやさしいお気遣いじゃねぇよ逃がしといた方が合理的かもっつう話だ」
杠
「うんうん全然わかんないけど私もなにか手伝う!」
千空
「あー熱意は分かったから少しは説明聞け似たもん夫婦」
大樹
「司がもし本当に石像を壊して 人を殺してるのなら俺は絶対に―」
現れる司
司
「殺してるっていうのはうん」
「とらえ方の問題だね」
「間引いてるんだ新しい世界の為に」
千空
“ククク大樹や杠の前で自分の殺人を隠す気もねえ つまり邪魔だてする奴は――”
握っていた壊した石像の顔の破片を地面へと捨てる司

大樹
「千空もしものときは杠を頼む」
「司は俺が止める」
司へと走る大樹
千空
“この雑アタマ ライオン素手で倒すやつ相手に素手で 100億%殺られんじゃねえか!”
隠していたクロスボウを放つ千空
“隠してた切り札の武器クロスボウ使わせやがって”
“すぐ側にブチ込んで、ともかく二人の動きを止める・・・!”
素手でそれをキャッチし地面へと捨てる司

向かってくる大樹へケリを入れるも、大樹は手でそれをガードする
司
「俺の蹴りを受けて倒れなかった人間は初めてだ ―うんそれ以前に」
「君は今攻撃できなかったんじゃなくてする気がなかった」
「どうしてだ」
大樹
「俺は人を殴らん!だが俺をいくら殴っても蹴っても構わん」
「そのかわり!石像を壊すのはやめろ司」
「人を殺すのは悪いことだ――!!」
司
「・・・大樹 君の主張を整理すると」
「自分は手を出さず殴られ続ける よって石像は壊すな そういうことかい?」
大樹
「そういうことだ―!」
司
「意味がわからない 何の取引にもなってない」

「もし君が邪魔立てするなら―」
大樹
「いくら攻撃されても俺はお前を止めることをやめんぞ!」
司
「復活したばかりのその子」
「杠を殺すと言ったら?」
とっさに杠の前で両手を広げ守ろうとする大樹
杠
“そうか私が人質にされるんだ!だから千空くんあの時――”
逃がしといた方が良いかもという千空の言葉を思い出す杠
緊張感が漂う中、さきほどの司の蹴りが効いていたのか、突如倒れる大樹
千空
「効いてやがったか」
杠
「大樹くん・・・!」
千空
「出血がひでぇ 何日か寝かしとくしかねえな」
司
「うん仲間割れはよそう」
「大樹きみは杠を守ってやれ 赤の他人の石像なんかよりも」
「俺も自分のやるべきことをやる 邪魔はさせない」
どこかへ歩き去る司
千空
「・・・クロスボウの時速200km超えてんだぞ バケモンじゃねえか無敵だろこの時代じゃ」
杠
「とってたね バシッて・・・」
千空
「だから文明を進めるしかねえ 司も止める手はもうたった一つだ」
「人類史上最大の発明品」
倒れながら大樹
大樹
「スマホか・・・・?」
千空
「違う 好きだなスマホ」
「銃つまり――」
「火薬をつくる!!」

「石器時代が200万年前 火薬の発明はごく最近で西暦700年ごろ」
「クククつまり俺らはこれから 199万8700年の文明を一気にワープするわけだ」
「唆るぜこれは!!」
「おら火薬作りの大冒険に出発だ」
杠
「えええ!?大樹くん何日かは寝かせとくって・・・」
千空
「司の手前な あんなんでつぶれるタマじゃねえだろ起きろデカブツ!」
大樹
「ああもちろんだ!!」
ちょっとした分析&考察
司の身体能力

不意に打たれたクロスボウの矢を素手で取る事が出来る司はやはり、格闘技界でも常に1位だったのでしょうか。
大樹の身体能力

以前から体力バカと呼ばれていましたが、あの最強の司の蹴りをとっさにガードできるのは大樹もやはりとんでもない身体能力の持ち主なのでしょう。
司のやるべきこととは

司はやるべきことをやるといって、大樹達の元を後にします。司の計画から考えるに、余計な大人達を全部ぶっ壊すか、その復活を阻止する事だと思います。
大樹達が自分と敵対しそうな事が分かったので、やはり復活液の独占でしょうか?
しかしまだ司はアルコールと混ぜる事を知らない気もしますがどうなんでしょう。
科学、小ネタ等
司ライオン毛皮の持ち方

何度か出てきている強さの象徴ライオン毛皮ですが、

みて下さい、まるでジャケットですw。
持ってきた硝酸どこへ?

前回のラストで持っていた硝酸の容器ですが、

今回のはじめ持たれていません。ライオン毛皮と一緒に地面においたのでしょうか?
感想
やはり司との対決回でしたねー、それにしても司強すぎ、大樹も強すぎですね!
本当クロスボウ取るなんて人間わざじゃないですよ!
大樹もキックを手でガードしたにも関わらず、頭から血吹いてますからね
しかもガードした手が「シュウウ・・・」って言ってますから
千空はクロスボウを隠し持っていましたが、ここで出してしまっては少しはやいのではと思ったのですが、たしかに司が大樹の事も間引いてしまうかもと思ったらやむを得ないです。
そしてついに火薬きましたね!!!!前に予想してあった炭酸カルシウムの4つ目の使い道として紹介されればうれしい限りなんですが!!!
司はやるべきことをやるといってどこかへ行ってしまいましたが、次回は千空達の火薬作成パートでしょうか?
次回も展開に期待です!