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あらすじ
携帯作りの要となる、真空管、プラスチック、電線を手に入れいよいよ製造工程へと入る。
真空管を完成させるために、ヒックマンポンプと呼ばれる複雑なガラス細工をカセキが担当。
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細線を縒り電線にする作業は子供たちが担当。
残りのプラスチック作りを千空、クロムで担当することに。
そんな中プラスチック作りにおいて、石炭の燃えカスが大量に必要となる。
ふと目をやると村人達が冬越えの心配をしていた事もあり暖炉を作る事に。
こうして温度と石炭の燃えカス両方を手に入れた。
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前村長であったコクヨウもこれを見て、千空を長にしてよかったと噛み締めるのであった。
真空管に必要なマンガン電池を800個つくるため、あさぎりやルリも奮闘。
村一丸となり働いた為、真空管、プラスチック、電線が無事完成し、ついに携帯電話を作る事に成功した一行であった。
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ちょっとした分析&考察
ロードマップ
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今回の58話で携帯電話完成まで一気に進みました。必然的に携帯本体分はロードマップが全て埋まったことになるのですが、それぞれの素材の入手を思い出しがてら書いておきたいと思います。
銅:クロムが持っていた(洞窟にも)【24話等】
木炭:木を蒸し焼きに【今回】
石炭:どっかから拾ってきた(もともとクロムが持っていて一回無くなったけど近くにはある?)【今回等】
蜂の巣:何度かハチミツが出てきているから、そおらく近くにある【34話等】
硫酸:りゅーさんとの死闘で獲得【32話等】
鉛:クロムが持ってた【19話】
すず:洞窟にあったはず【56話】
金:砂金もってた【19話】
水銀:辰砂としてクロムが持ってた【19話】
リン:謎(どなたか分かる方いらっしゃったら教えてくださいませ)
ワイン:果物から【53話】
こんな感じでしょうか。リンについては、前回(サルファ剤の時)もうるしで代用されていましたし、具体的には記されていない気がします。
しかし真空管はできたのでゲットしたのでしょう!
ちなみに、スズについてはくられ氏がこんな言及もされていました。
故に、スズとタングステンは非常に近い場所で産出してて錫石に包まれていることが多いので、錫石がクソ硬いので採石がめちゃ大変なのです。灰重石自体は実はたいして硬くない
— くられ/れらく (@reraku) 2018年5月2日
そして、プラスチックはやはり50話考察で考えていたフェノール樹脂の事でしたね。
あとは基盤と、イヤホンマイクでしょうか?どちらにせよ、本体完成は近い!
コクヨウの心境
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今までは御前試合のルール上仕方なしに村の長を譲っていたが、最近の科学での発展や村への貢献を肌で感じて、
心から千空を認めたといった具合でしょう。
なんだか考え方が一貫していないようにも見えてしまいますが、もともと長としてコクヨウなりに村の事を考える事は多かったはずです。
そんな中いきなり村の外から不思議パワーを使う青年が現れ、あれよあれよと村のいろんな事を変えていく。
長としての振舞い方には相当な葛藤があったのではないでしょうか。
最近のコクヨウ女々しいバージョンが出てくる理由も、きっと村の長を降りたからこそだと思ったりします。
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相変わらず私の記述がまとまっていませんが、コクヨウもいいやつなんですよきっと!
科学、小ネタ等
子供たち増殖
ここは突っ込むのも野暮かもしれませんが、割とこの世界では大事な事かもしれないので取り上げです!前々からちらほら子供がたくさん出てきていましたが、今回は分かりやすく集まっています。
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初めに40人の村だと言われていてどうやって世代交代するのか気になっていましたが、どうやら子供はたくさんいるようです。
すみません、思いっきり間違えていました。子供と隠居を抜いて40人だったので分かったことは子供たちがたくさんいて嬉しいということでした!ご指摘ありがとうございます。
しっかり読み込めていなくて悔しい・・・時間がほしい!
よかったよかった!VS司帝国では子供たちが被害にあわないことを祈ります。(さすがに司も子供には手をかけないよね・・?)
ヒックマンポンプ
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今回真空を作るために登場したガラス装置「ヒックマンポンプ」
その外観と精密な機器とは裏腹に、仕組みは意外と簡単で油を熱して気化させ画像の右側そして上側へ流れをつくり、まわりの空気もそこに巻き込む形でポンプの役割を果たします。
高温度で油を(作中ではおそらく水銀?)噴射するので油が色んなものと混ざりどんどん劣化していくことが予想されますが、装置の終端(右側や右上側)で冷やされる事で、高沸点な油だけを再びゲットする事が出来るので大丈夫な構造となっています。(分溜)
ヒックマンポンプを使用して真空を作ろうとする人は現在あまりいないと思いますが、その代わりに同じ原理を用いた「油拡散ポンプ」が使用されているようです。
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ちなみにヒックマンポンプのヒックマンと、小児ガン治療で用いられるヒックマンカテーテル(hickmanline)のヒックマンとは別人のようです。
マンガン電池
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マンガン電池ですが、現代でも使用されているマンガン電池もほぼ同じように作られています。
マンガンのおにぎりを、亜鉛で包み、炭素棒ぶちこんでいるだけです。(塩かアンモニウムや塩化亜鉛も使用しますが作中ではよしなにやっているのでしょう)
ちょっとした雑学ですが、単三電池の「単」というのは「ひとつの」という意味で、昔あった複数の電池を合わせて一つの電池としていた「積層電池」との対比で出てきた単語らしいですよ。
「積層電池」、若い方でも地味に見たことある人多いのではないでしょうか?
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感想
忙しくて、発売日に更新できず申し訳ないです!
しかしジャンプは何が何でも読みました。リコピンが終わりの空気を醸し出している事が不安でたまらなかったですw
今週のドクターストーンですが、ロードマップが一気に進み携帯の本体ゲットしました!
あとは送受信機(マイクとイヤホン)があれば完璧ですね!しかし単純に考えるともう一台これを作らなくてはいけない気がするのでかなり大変そう。
とくにカセキさんはヒックマンポンプをもう一つ作る労力はすごいものがありそうですが、きっとコツを掴んでいると思うので大丈夫でしょうw
千空の頭脳が欲しい限りです。
個人的にはマンガン電池作っている時のルリが一緒にやっている姿がすごく愛くるしかった!
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なんかこういう単純作業を男女でやり続けるとか、絶対仲良くなるやつですよねーとか思ったり
そろそろ大樹が本登場してきそうな、次回も期待です!
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リンは真空管作成時に燃やして酸素燃焼で使っていませんでしたっけ。
村人の数は「子供と隠居を除いてちょうど40人」と説明されていました。
ヒックマンポンプは真空管を真空にする為の道具なので、真空管をいくつ作ろうが
ポンプは一つで良いのでは?
ヒックマンポンプは真空管を作るための器具なので、
もう一つ作る必要はないのでは?
リンは骨粉から多く取れますね。
動物の骨とかかな、人骨からも取れるけどこれは倫理的に問題有るかも。
あとは鳥獣の糞とかにも多く含まれます。あとは珊瑚礁、卵の殻、
とにかくリンは生命維持に必要不可欠な物質の一つなので、
死骸からはふんだんに取れますね。
そしてリン鉱石、リンは比較的多く存在するためどこからで取れます。
余談ですが墓場で見かけられる人魂も、死体に含まれていたリンが雨水と科学反応して
あのように見えるのですね。