記事構成
あらすじ
千空
”ルリの薬を作るにはこっから先どうしても まともな器具をそろえた科学研究室がいる”
「クククたのしいガラス細工教室のスタートだ!おぅガンッガン作ってこうぜ!!」
スイカ
「わーなんか白い泡みたいの出てきたんだよ?」
千空
「黒曜石炙ると沸く発泡体だ」
「これを断熱材にしてガラスの整形窯を作る」
「あとは鉄のストローで」
「ガラス吹いて膨らますだけだ・・・!」
大失敗するクロム達
千空
「ククク 最初はこんなもんだ 土器の時もまともなもん作んのに何か月もかかった」
クロム
「何か月!!あんま悠長にしちゃいらんねえぜ」
千空
「ガラス職人じゃねえんだトライ&エラーしかねえだろ」
クロム
「職人?」
クロムがなぞのおじいさんを連れてくる
クロム
「頼むぜカセキ爺さん あんたの職人の技借りてえんだ」
カセキ
「荒縄で人を縛る変態プレーがお主のモノの頼み方か ワシは怪しい術のたぐいは一切手伝わんぞ!」
クロム
「ホラそう言ってきてくんねぇからよ~」
スイカ
「カセキじいちゃんスイカはうっかりしてうるし借りたの返し忘れてたんだよ」
カセキ
「おおそういえば」
うるしの塗られた、コハクの盾を見る千空
千空
「爺さんあんたが作ったのか?この年季もんのご立派な盾 鉄の道具も染料もロクにねぇ環境でよ」
カセキ
「ああもとはコハクの父コクヨウが御前試合で優勝した時贈った物でな」
「ワシもけっこうガッツいれて作っちゃったのめっちゃ懐かしいの~」
千空
「文明のわりに工作技術がクッソ高ぇから腕の立つ職人がいんじゃねえかとは思ってたが こんなヨボヨボの爺さんとはな」
「そこのつり橋もあんたの仕事か!」
カセキ
「ああそうじゃ勝手に板はがしおって 主らに協力など絶対に」
ガラスを見るカセキ
「ここの透明な石細工は・・・?」
千空
「あー手伝いたくねえならねえでいい ちーっとそこで眺めてやがれ面白ぇもん見してやる」
「カセキあんたにとっちゃ100億% 唆るぜこれは!!!」
千空がガラスを加工している場面を見て唆られるカセキ
千空
「ククク モノ作り一筋の男がよ ガラス細工なんつうヨダレ垂れまくるもん目の前にして」
「おとなしく座ってられるわきゃあねえよなあ??カセキの爺さんよ・・・!」
カセキ
「くぅ全くみちゃおれん まんまと乗っちゃうわいもう!」
みるみるうちに綺麗な試験管の形になってくガラス
千空
「いつの時代にもいるってこった 黙って人生仕事に捧げて生きてきたホンモノのウデのオッサンがな」
昔自分の科学の部屋をもらった時を思い出す千空
クロム
「おぅなんだどうしたよ千空 ついにラボゲットしたんだぜもっと喜べよ!!」
千空
「あぁめでたいめでたい こっからが化学の夜明けだ いよいよ豪華になってきたじゃねぇか」
「司ランドよが100億倍楽しいアトラクションがいっぱいの科学王国がよ・・・!!!」
訓練をする金狼と銀狼
銀狼
「ねぇ金狼もしもだよぉこの槍先がキラッキラに光ってたら目のボヤボヤの金狼でも間合いがつかみやすくて練習になると思わない?」
金狼
「何を言ってるんだ銀狼貴様・・・」
銀狼
「あれぇーそういえばキラキラ光るといえばほらぁ 金の槍と銀の槍!!」
「やっぱり要るんじゃないの~?あくまでも御前試合に勝つためにね?絶対いるよねぇこれ~」
金狼と銀狼は千空たちに直接金の槍と銀の槍がほしいと話をする
何かを考える千空
千空
「クククそ~うだガラス容器ができた今 いよいよ万能薬の最難関素材!腹くくって採りに行くしかねえわなあ」
「おし銀の槍だけ作ってやる」
銀狼
「やぁゴメンね金狼 僕ってホラ可愛がられるタイプでさぁ」
千空
「1mmも可愛かねえよバカ 代金は文字通りしぬほど高ぇぞ銀狼」
「マジで即死もある危険度MAXエリアでテメーの命を張ってもらう・・・!!!」
ちょっとした分析&考察
カセキのじいちゃん
覚醒すると眉毛が吊り上がる性質をもっているようですね。新キャラですが物語に関わってくるかは不明で、職人として科学王国の発展を支えてくれる事でしょう。
しかし年齢が年齢なだけに、村の昔を聞く事は出来そうです、ルリがなぜ昔話を知っていたか等の秘密を案外もっていたりして
ラボ完成
これで、研究室をゲットしました。
サルファ剤ロードマップにあった、化学反応系はここでやるのでしょう!ついに話が進みそうでうれしいです。
銀の槍の対価
ロードマップにあった必要な資源はこんな感じでした
・鉄
・銅
・リン
・塩
・酒
・石炭
・尿
ここから考えると、
・鉄(川でゲット)
・銅(クロムがもってた)
・リン
・塩(クロムがもってたし、すぐとれる)
・酒(ワイン作ったしすぐ作れる)
・石炭
・尿(すぐ出せる)
リンと石炭が怪しいですね!
この二つのうち発掘が命がけで危険を伴うと言えば石炭でしょう!
石炭は良く燃えるので、爆発事故などがおきやすいです。
日本の炭鉱でも火災や爆発事故めちゃくちゃおきています。
関係ないのですが、私は長崎を旅行した時に「軍艦島」に行ったのですが、そこで生の炭鉱をみました。炭鉱夫達の厳しい労働環境と生々しい過労のあとが残る炭鉱は、今とは違う体を張る仕事というものを感じさせられました。ガイドさんもとっても話がうまく引き込まれるので長崎に旅行に行くさいは是非いってみてください
科学、小ネタ等
表紙絵千空の腰道具
宇宙船の中でコハクと千空がフワフワういている絵なのですが、腰道具にまさかの銃が入っています。宇宙でこんなもの撃ったらとんでもないことになりそう!!(もしかしたらガラス整形中に使うエアーかもしれませんが)
それにしても最近コハクと千空のくみあわせがおおいきがしますが、コハクは作者お気に入りでしょうかね?ちなみに私もお気に入りです!
整形窯
ガラウ作りの動画をテレビ等で一度は見たことがあると思うのですが、その時って職人さんが、「ガラスを吹く」→「形見る」→「もう一回窯に入れる」→「吹く」→「形見る」→・・・のようにやっているかと思います。このときの「もう一回窯に入れる」時に入れる窯が整形窯です。
ようするに形を整える為にガラスを柔らかくするための窯の事なのです。
最初にガラスを溶かす窯である「溶解窯」と呼ばれる窯とは中の温度が違っています。作品の中では製鉄炉で1500℃までだせるようなのでそちらを溶解窯として使っているのでしょう。
「溶解窯」で溶かし「整形窯」で整形し「徐冷窯」で冷ましているのですね。
徐冷窯
ちなみに徐冷窯の必要な理由は、ガラス整形時の温度はたとっても高いため、急に冷やすとガラスが温度変化に耐える事が出来ず割れてしまう事を防ぐ為です。だいたい出来上がった温度から600℃になるまで徐冷窯で冷やし、その後徐冷窯の火をとめてだんだん常温になるのを待つそうですよ。
意外な場所にある珪砂
完全に作品からは外れるのですが、珪砂について調べていたらこんな情報を得たので書いておきます。
和歌山件に白良浜という、砂が真っ白いビーチがあるのをご存知の方もおおいと思います。あの白い砂じつは「珪砂」なのです。
昔は河川から流れてきた珪砂が自然とたまりあのビーチになっていたそうなのですが、都市開発により徐々に白い砂が供給されなくなってきた為、平成元年よりオーストラリアから珪砂を輸入し、足しているそうです。養殖ならぬ養浜というそうですw
珪砂って綺麗ですね!
多機能な黒曜石のパーライト
パーライトとは、黒曜石を高温で熱処理した、土壌改良材や断熱材に使用される発泡体の事を言います。
特性として多孔質であることが言えます。多孔質はようするに穴がたくさんあいている、隙間がたくさんあるみたいな意味です。この特性により、水をよく吸い込んだり(毛細管現象)、隙間の空気が断熱や防音の役割をはたしたりしてくれます。しかも軽い。ドクストではこれを窯に塗る事で、断熱材として使用し、窯の内部の熱が外に出て行ってしまう事を防いでいたようですね。
園芸用の物はよく植木鉢にはいっているところを見たことがあると思います。こんなやつです。水吸いますからもってこいですね。
瀬戸ヶ原花苑 パーライト 10L
顔芸
今回もきましたね顔芸w
24話のあさぎりの顔を思い出します(若干違いますが)
ガラスの失敗作
クロムがしっぱいしたガラスの失敗作たち・・・・
リアルなう〇こにしか見えないですすみません
銀狼の舌
銀狼の舌の表現やばすぎです
こんなやつが現実にいたら何をいっても信用されないでしょうねw
感想
次回は石炭発掘回ですかね!
着実に一歩ずつ一歩ずつサルファ剤完成に近づいていく所がドクターストーンの主題といいますか味わい深さを感じます
早くサルファ剤を完成させて、空白の歴史のヒントをルリから聞き出したいですね。そして大樹達の描写をお願いします!w
あいかわらず面白いドクターストーン、次回のCカラーも大期待です!