
あらすじ
千空を助けようとする大樹と杠
大樹
「雨がやんだ―」
千空
「カモフラージュになってた雷雨の音が消えたんだ」
「もう大声で叫ぶんじゃねぇぞ司に聞こえたら一発アウトだ」
大樹
「うむ たしかに!」
杠
「来てないよね司くん??」
千空のこえに気づき、そのほうこうを見る大樹と杠
そこには起き上がった千空の姿があった
千空
「クククよ~~~~く首に気づきやがったな ゴミみてえな小せえヒントから」
「大樹、杠テメーら二人に100億満点やるよ・・・!!」
大樹&杠
「千空・・・!」
千空をちからづよくだきしめる大樹

千空
「頚神経どころか全身もれなく砕け散ったじゃねえか殺すぞ!!」
いつものように大樹をあつかう千空
「ククク分かってっと思うがな 逐一感謝のお言葉垂れ流すんじゃねぇぞ 俺も言わねえ」
杠
「うん お帰り 千空くん・・・!!」

もっていた荷物入れを石器で切り取り椹木をする杠
千空
「もう治ってんだよ ククク千空博士の身を挺した人体実験は成功だ」
「石化解除の復活力は思いのほかクッソ高えぞ!」
大樹
「わははは石化のせいでこんなに苦労してるのに」
「その石化のおかげで治るとはな――!!」
「石鹸作った時言ってたじゃないか いやむしろ!この石化こそまさにその」
「医者替わりの命の石――」
「Dr.STONEじゃないか―!!!」

千空
“あぁ考えて見りゃ妙な話だ 石化が解ける時周辺もろとも修復される”
“なんともご親切な化学現象じゃねえか”
“俺はずっと考えてた 誰が人類を石化した?誰の攻撃だ? だが―”
“本当にこれは攻撃なのか・・・?”
杠
「首が治るならバラバラ石像もひっつけて復活液かけたらつながりました!」
「みたいなことないかな~~~」
「初っ端に試したが バラバラ死体に戻るだけだったな」
「こんな修復力高ぇならなんで――」
少し考える千空なにかをおもいつく
「――杠」
「雑な大樹じゃ100億%無理だ 手芸部のウルトラ器用のテメーにしか頼めねえ」
「死ぬほどキツいミッションだがやれるか」
杠に耳打ちする千空
それを聞き驚く杠

杠
「ホントのホントにメチャクチャ大変だ~ でもやる」
「手芸は根気ですから」
千空
「クククえらい軽いな」
大樹
「なんだ内緒話か?ズルいぞ俺も混ぜろ―!」
杠
「んっとこれから 司くんとこに戻ろうかなーって」
大樹
「おおそうか!司のとこか!」
「なに!!!?」
「なんでだー!!?千空を死なせたあぶない男だぞ いや死んでないが」
「たしかに元は良い奴だが・・・じゃなくて」
「少なくとも司は千空をころしたとおもっててー」
千空
「クククそれこそが今回の大戦果じゃねぇか!」
「司は俺の居場所をあの世だとカン違いしてる」
「一方俺は司の居場所がいつでもわかる」
「こんな有利なバトルはねぇ!」
「テメーら二人が司帝国にスパイとして潜入しててくりゃあな!!」
「ミッションの詳細は杠に伝えた 大樹テメーはゆを護れ」
「雑アタマは余計なこと知らねえ方が強ぇからな」
大樹
「ああ!分かった 任せろ・・・!!」
千空
「司はこれから 奇跡の水で若者だけを増やして 武力で統べる新世界を作るはずだ」
「その司帝国を倒して 人類浄化の大量破壊を止めるには―」
「科学で闘う 革命軍を作るしかねえ・・・!!」
杠
「でも千空くん一人でどうやって・・・」
大樹
「そうだ!奇跡の水ショー酸を司に抑えられてたら」
「火薬も作れんし 肝心の人間が増やせないんだぞ―!?」
千空
「あ?んなもん手は一つっきゃねぇじゃねぇか」
「狼煙をあげた謎の連中を探し出して仲間にゲットするんだよ・・・!!」
大樹
「つまりこの先は俺たちは司帝国でスパイ 千空は科学革命軍 別れて闘うわけだな」
千空
「クククそういうこった せつない別れにお涙も溢れまくるぜ」
大樹と杠とわかれる千空
杠
「・・・もう行っちゃった千空くん」
「なんかすごいアッサリ」
「男同士はドライですな・・・・」
大樹
「ああ!千空は合理的だからなー!」
「当分会わんことにはなるな!何週間か 何か月か ひょっとしたら―」
「千空――!!!」
「必ず・・・・」
“いやくそ!そうだ大声はダメだった・・・!!”
こぶしを空に突き上げる大樹

千空
「クククおれが戻るまでちーっとだけまってやがれ」
「なぁに3400年待ったんだ」
「今更何か月数年どうっつうこたねえだろよ」
“必ず立ち上げる 科学の王国を―――”
ちょっとした分析&考察
Dr.STONEの意味
以前炭酸カルシウムの使い道3つ目で石鹸が紹介された時、ドクターストーンという言葉が使われておりましたが、そもそも石化したあの状態の石こそドクターストーンという事だったのですね。もしこれで確定だとしたら、千空の言う通り石化は攻撃ではなく、医療だという事になるんですかね?

杠に託したミッション
石化現象が医療要素を含んでいる、手芸部ウルトラ器用な杠に依頼をする、石像を繋げる話の後に言われた。これらの要素から私はバラバラになってしまった人間を完璧に修繕して復活できるようにする方法を見つける事を依頼したのではないかと思います。例えば、バラバラの石像を何かしらでくっつけるとか。この世界の医者を目指せとかそんな話かもしれませんね。(一瞬司に千空の死体を見せる為、色々な死体を繋げ合わせて偽千空死体を作ってくれとかかなと思いましたが、すぐバレそうですし少年誌ですし違うなと思いましたw)
科学、小ネタ等
雨が上がる表現
一般的に作品中で雨は登場人物の感情や、視聴者から見た現状の良し悪しを表しています。
なので今回も千空の過去編でも空を見上げていましたし、現代でも雨があがったので、状況の好転を表しているのでしょう。
ちなみに去年大人気になった「君の名は」の新海誠監督作品である「言の葉の庭」では雨の表現が、逆の意味で描かれていたりと面白いのでおすすめです。
サバ折りとベアハッグ

大樹がかけてしまっている?この技なんというかわかりますか?
サバ折りではなくベアハッグです。あれ?サバ折りともいうでしょと思った方、相撲だとサバ折り、プロレスだとベアハッグだと思っていませんか?
実はこの二つ似た見た目の技ですがまったくダメージを与える目的が違います。
ベアハッグ:相手を強く抱きしめ、腕を閉じる力で相手の体を締め上げる
サバ折り:相手の廻しを強くひきつけ、上から伸し掛かるようにし、相手の膝をつかせる
そうなんです、同じ見た目でもベアハッグは地面にいる方が技をかけていますが、サバ折りは地面にいる方は技をかけられているのです!面白いですね!
(本当どうでもよい知識ですみません)
感想
結局千空がひとりわかれてしまいましたね。これからは千空サイドと司サイドで話を平行に進めていくのでしょうか?にしても司が帝国作る前に司をやっつける案を選ばない所を見ると本当に司に勝てないと踏んだのでしょうね。
あの頭の良い千空がそう想うほど司はバケモノなのでしょう。いずれくる司帝国VS科学革命軍どのような戦いになるのか期待ですね!