
あらすじ
司に向かい投げた火薬に引火し大爆発が起きる
しかしそこには立ち尽くす司の姿がある
爆発の瞬間を振り返り司
司
“あれは、黒色火薬―”
“二股に散らせて対ロを作る・・・!”
“大樹は他人を攻撃しない 今の出おれがかすり傷一つ負うとも思っていなかったはずだ”
“そういうことか――”
千空をかかえながらにげる大樹と杠

大樹
「そうだ千空 逃げるんだ一緒に!!」
「誰が何と言おうと俺は信じんぞ お前は死なん!」
「一から文明を作るって志半ばでくたばるような男じゃない・・・!!」
司
“確実に首の頚神経を砕いた”
“医療もないこのストーンワールドでなんの蘇生処置をしても無意味なのに―”
心臓マッサージをする大樹
大樹
「心臓マッサージ やり方あってるかもわからん!だがやるしかないんだ!!」
「いや人工呼吸か!?」
杠
「あぁ首は!動かさない方がいいかも!!」

「さっき司くんが首を―」
「私のかわりに千空くんが犠牲になって・・・」
大樹
「千空がかわりに犠牲に・・・??」
時代は戻り高校の科学部室内
科学部員
「心理テストだってよ ―えっとなんやかんやで事故で!」
「自分・友達・恋人のうち一人しか助けられません」
「どうしますか?」
杠
「う~~~ん 友達か恋人かで迷いまくって詰みそう」
科学部員
「いや秒で自分でしょ」
大樹
「選べるわけないだろなんだその意地悪なクイズは―!?」
千空
「全員だな 全員が助かるルールを一から探す」
科学部員
「おおおおお 実に科学部部長っぽいご意見・・・・」
大樹
「ありなのかそれーじゃあ俺もそれだー!」
科学部員
「えっとこの心理てすとでわかるのは「あなたの一番大切な人」です」
千空
「100億%まんまじゃねえかゴミすぎるだろその本!?」
再び現代にもどり大樹
大樹
「千空は自殺しない 誰かの犠牲にもならん 全員が助かるなにか・・・」
「ワンチャンに賭けたはずだー!」
「思い出せ千空のことを」
「友達の俺たちならわかるはずだ」
「何かヒントが・・・!!」
杠は千空のいっていたことをおもいだす
千空
「一撃でやれよ ダラダラ血ィ流して粘んのはお互い非合理的だろが」
杠
「首―」
「千空くんあの時 わざと首に―― 誘うみたくして 司くんに攻撃させてたのかも・・・!」
大樹はそのことばをきき、最近の千空が妙に首を鳴らしていた事を思い出す

大樹
“なんだ?? あの癖――”
「昔っからの癖じゃない!」
「なんであんな首ばっかりずっと気にしてゴキゴキ鳴らしてたんだ!?」
千空の首裏を調べる大樹
大樹
「首のとこに 石化が少しのこって・・・」

以前杠のつま先の残った石化を直した際に、傷も一緒に治っていた事を思い出す
杠
「大樹くん 石化復活液・・・・!!!」
大樹
「ああ・・・!!」
千空の石化部位に石化復活液を掛ける大樹
千空の首の石化が解ける
「石化が解けた!!もしかしたら・・・」
「うおおおお起きろ 知ってるぞお前はこんなところで死ぬタマじゃないってな!!」
「千空お前は 人類の!文明の!!希望の星なんだ!!」
「頼む戻ってこい 目を覚ませ千空――!!!!」
千空の意識は、自身の石化が初めて解けた際の頃を思い出していた
千空
“どこだここは?”

“夢?いや違うな 俺の記憶の中だ”
“石化して3700年 ずっと時を数えてたあの時の――”
“1173億5488万9550秒”
物語は千空の目覚め 全ての始まりへと遡る
第一章 STONE WORLD THE BEGINNING
ちょっとした分析&考察
司への爆発ダメージ

あれだけの爆破をうけておいて、上半身の服が飛んで行っただけ。後ろに避けたらしいですがどこまで強いのでしょう。完全に無傷です。
千空の癖

これ本当にやられましたね、カッコつけ描写かとおもっとりましたよ!まさかここへの伏線だとは・・・やられました
さすが稲垣先生です!
千空の蘇生方法
これは、前回石化復活液を強化して蘇生させるのではと考察していたのですが、まさかの首まだ石化してたルートだとは!!しかもちゃんとクビを鳴らす癖を伏線にしていました。
よくよく考えたらあくまで石化復活液であるため、ナイタールが金属部分に触れないとダメですもんね。
やっぱりちょっと気になるのですが内部石化残存もありえるのでしょうか、もしあったのなら今後誰かがダメージを受けた際に使えそうな気がします。
序章最終話・第一章開始
正直これが一番驚きましたよw!!まさかの章立てがあったのですね。司と対決するまでが序章だったのでしょうか。第一章は千空がこの地に復活するところからっぽいので、大樹がおきるまでの半年間が1章でしょうか?先が読めない展開に期待ですね
ちなみにこのEpilogue of Prologueというタイトル、稲垣先生の前作アイシールド21の第20話にもつかわれております。
泥門デビルバッツが王城と闘い終わった時に挿入された話で、一応節目な話でした。
何か意図しているのか、稲垣先生の感覚なのか。
アイシールドはわざわざいう必要のない程面白い作品です。ジャンプ第二黄金期の作品!まだ読んだことの無い方は是非読んでみて下さい。
科学、小ネタ等
司の佇まい

いやこれもう部族長の恰好ですよ!w
かっこよすぎます。
人工呼吸不要説

作者コメントで知ったのですが、いまや人工呼吸は不要という説まで出てきているらしいですが調べてみました。
様々な医療機関が人工呼吸しなくてもいいよと広めている理由は
・人工呼吸が救命措置の心的ハードルとなってしまっているのでそれを無くす為
・急に倒れたような人は大体呼吸が原因ではなく脳に血液が行っていない事が原因であるので、酸素を送るために行う人工呼吸の重要度は低い為(まだ血液中に酸素はある)
が主な理由のようです。しかし「人工呼吸は不要」という誤解も広まってしまっているようです。あくまで助かる確率が上がる行動としてはまず「胸骨圧迫」をしてくださいということで、決して人工呼吸には意味がなかったという訳ではないようです。
その為、プールなどでおぼれたり何かで窒息してしまっている状態(呼吸原性心停止)では酸素を送り込む必要がある為人工呼吸は必須といえます。
勉強になりました。
感想
考察に考察じゃない感想みたいなものを書いてしまいましたが、やはり章の切り替わりが驚愕でした。狼煙を上げた新人類はいつでてきてくれるのでしょうか。
次回から千空の石化解除からの物語のようですが、大樹が復活するまでに何をしていたかがわかりそうですね!期待です。